

リハビリファーム
病院発・みんなの畑「リハビリファーム」構想
<リハビリファームとは>
紫蘭会光ヶ丘病院が取り組む3つの心のケア、音楽療法・臨床美術・農活動(園芸療法)。音楽やアートや農は言葉を使わないコミュニケーションで関わる人みんながつながるツールにもなります。
このうちの一つ「農活動(園芸療法)」では、植物を育て感じること、収穫しそれらを使うことから季節を感じ、患者さん・利用者さん・職員みんなが生き生きと楽しむ時間を持つことができます。
この「みんなが生き生きと楽しめて繋がることができる場所」をつくるために2022年5月に発足したのが、みんなの畑「リハビリファーム」です。
子供から高齢者までみんなで一緒に畑をつくり、車椅子でも杖でも関われる、みんなが繋がる笑顔あふれるファームを目指しています。



高岡ケーブルネットワーク「⾼岡-i地域ニュース&話題」
特集:⾞椅⼦で農作業「リハビリファーム」始動
リハビリファームは、安心安全な居心地の良い場所、安心安全な食の提供で、魅 力的な街づくりにも貢献することを目指しています。


リハビリファームの特徴
特徴1 レイズドベッド農法
木材で地面の上に枠を作り、土を高めに盛り上げた場所で、野菜や植物を育てる栽培方法。車椅子でも立ったままでも作業が可能です。車椅子が動きやすいようにマットが敷かれています。


特徴2 再生農法(No dig農法)
段ボールの上にリハビリファームの土を置いて野菜を育てる栽培方法。段ボールをリサイクルするので環境に優しく、耕さないので労力も少なく簡単にできます。微生物が増え土壌が豊かになり、雑草対策もできます。


特徴3 自然栽培




子どもから高齢者までさまざまな方が利用するにあたり、農薬など危険物は用いない安心安全な方法で栽培しています。リハビリファームの土(木材樹皮・伐採木・刈草を破砕精選・植物性残渣・鶏糞を混合し微生物と酵素の化学により熟成発酵)、コンパニオンプランツ、ビオトープなど様々な工夫で自然栽培を可能にしています。
特徴4 ビオトープ
2023年4月にビオトープ(生きものの暮らす場所)が完 成。5月には子ども達がめだかと金魚を放し、7月には車椅子でも近づけるようにウッドデッキも追加。今ではたくさんの生物が住んでおり、リハビリファームを守ってくれています。トンボやカエルたちは害虫を食べてくれるリハビリファームの大事なスタッフです。
▼ 詳しくはヒロ先生のYouTubeで
リハビリファーム監修:飯尾裕光(津島農縁塾みんパタProject 代表)

リハビリファームの日常
リハビリファームでは、農作業をしたり採れた野菜を調理して試食したり、自然に触れ季節を感じる日々を送っています。








リハビリファームでの地域向けイベント
リハビリファームでは、年間10~12回程度、定期的に地域向けのイベントを開催しています。農活動だけでなく、食・アート・音楽・高岡銅器などさまざまな体験を織り交ぜ、地元企業・地元店舗と連携して行っています。季節を感じながら多世代で一緒に楽しみ、地元高岡も発信することを目指しています。
定期開催イベント
オープンファーム
誰でも気軽に出入り自由で参加でき、さまざまな体験を通じて多世代交流を楽しめるイベントです。(5~6回/年)





